お母さんとわたし Vol.6

お母さんとわたし Vol.6

学校の行事に参加できなかったのはいまでも心残り。特別視されるのが嫌だったな。

2022/3/1

オーストラリア在住ブロガーのうーなです!
全開は、エホバの証人のファッションスタイルについて紹介しました。
お母さんもお洋服大好き人間で、集会用の服めちゃくちゃ買ってましたね。
止めてからは、着なくなった服(ダサい)ので処分したみたいですが、もともと浪費家なので捨てても服買ってきています。(笑)

エホバの証人の宗教は他と比べるとかなりやってはいけないことが多いです。
まだまだ禁止されていることがあるので、今回も前回と同様に禁止されていることを紹介します。
最初からお母さんとわたしのものがたりを読み進めたい方は下記からどうぞ。

うなものがたりは、毒親だったお母さんとわたしのリアルなお話しです。
うなものがたりは、こんな人におすすめしています。
  • 家族との関係性に悩んでいる
  • 親が毒親
  • 愛され願望が強い
  • ノンフィクションが好き
数回に渡ってお母さんとわたしのものがたりを発信していきます。

前回までのあらすじ

お母さんが宗教にどんどんハマって行きました。初めて出会ったエホバの証人は和子姉妹。
聖書を学んでいったお母さんは家庭内のルールを少しずつ変えていき、こどもにとって楽しいイベントはほとんど皆無となりました。
やってはいけないことの多さにやりたいことを見失い、子供の頃笑えなくなりました。

今回の話の概要

小中高と、学校でできないことがあって、周りと違うことをするのが本当に辛かった。
あなたのクラスメイトにも一人や二人いたんじゃないかな。
やりたくてもできない。
参加したくてもできない。
もし、あなたの周りにそんな子がいたら普通に接してほしい。
「特別」でも「かわいそう」でもなく、みんなと同じように普通にしてほしい。

ぜひメンバーシップ登録をして最後までお楽しみください。


参加できない学校の行事

エホバの証人の子どもたちは、参加できない学校の行事がある。
わたしが参加できなかった学校行事を思い出せるだけ書き出してみた。
  • 運動会
  • 騎馬戦
  • 校歌を歌う
  • 国家斉唱の時立ってはいけない
  • 誕生日会
  • クリスマス会
  • エイサー(沖縄の伝統の踊り)
  • 部活
  • 選挙
  • 立候補
ざっとこんなもんかな?
エホバの証人の聖書の教えの解釈はなんでも参加できなくしてしまう。
特にエイサーは沖縄の伝統文化の1つ。
衣装をきて太鼓を持って踊る姿はホントにかっこいい。
エイサーが踊れなかったことだけは今思うと悔しい。いつか一度は踊ってみたいなって思うよ。

沖縄の全島エイサー祭りは半端ないので、行ったことない人はぜひ参加してほしい。


どうして参加しちゃだめなの?

学校の行事に参加できないのは聖書の教えに基づいてのこと。
エイサーが踊れないのは、先祖崇拝にあたるため。
もともとは、旧盆の最終日に祖先をあの世へ送り出す念仏踊りで、旧暦の7月13日から7月15日の3日間で行われる。
沖縄は、祖先崇拝が強いからお盆はとっっっても重大な行事なのです。
正月よりも旧盆が大事。

エイサー以外の理由では、神様によって人が作られたから、人が人のトップを決めてはいけないため選挙や立候補はしてはいけない。
競争をして争う(?)運動会や部活もよろしくない。
部活にいたっては、集会や宣教奉仕に参加できなくなるからどっちにしろ参加できなかった。
国家斉唱や校歌を歌ってはいけないのは偶像礼拝にあたるため。

でも、どれもこれも全部「自分で決めたことだよね?聖書の教えに従ってあなた自身がやらないと決めたことだよね」と言われる。

お母さんはね、自分で「エホバは凄い!エホバが喜ぶならなんだってするよ!」の人だったからいいんだよ。

わたしや弟、2世と呼ばれる子どもたちは自分で選んでこの宗教にいるわけじゃない。
なんとなく

「エホバが嫌いだからやったらダメ。」

「ハルマゲドンで死にたくないからやらない」

『新約聖書』「ヨハネ黙示録」16章16節では「汚れた霊どもは、ヘブライ語で『ハルマゲドン』とよばれる所に王たちを集めた」というように、神が悪魔と戦って究極的に勝利をおさめる場所をさし、転じてそれは世界最終戦争を意味するようになる。ーハルマゲドン

自分のエホバに対する信仰はこんなにも深いんだぞっ!っていうのを周りに証明するために、なんでも参加しなくなったんだろうね。

誉められること?

はい、参加しないとすっっごく誉められます。
お母さんだけではなく集会全体で誉められます。子どもって誉められたいでしょ?
よくわからないけど、誉められたらいいことしてるなって思うよね。
だからやってることは正しいことだと思ってたよ。

わたしの場合、クラスメイト全員が優しかったからか特に変な目で見られることはなかったし、ハブられたり、いじめられたりすることもなかった。
「なんでできないの?」って聞かれると辛かったけど。

お母さん曰く「エホバのことを話すチャンスだよ!」って前向きでした。
だからわたしも友達に聞かれたら「聖書にはね、、、」って話してた(笑)

大人になって思うこと

子どもの頃の体験って貴重だよ。
確かにこどもの頃できなかったことは、大人になった今からでもできる。
でも、あの時持っていた感性や柔軟さは大人になってからはない。
誕生日会やクリスマス会だって今はできるけど、クラスメイトたちとの思い出はない。
過去が原因で、わたしは愛されたい症候群だし過去を悔やむことは今でもあるけど、それじゃあ楽しくないよね。
思う存分自由に今を楽しむよ!

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それでは、また来週お会いしましょう!うーなでした。

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