ーストラリア在住ブロガーのうーなです。
うなものがたりでは、わたしのリアルな体験談を物語り形式で配信しています。
今回も、前回に引き続きお母さんとわたしのものがたりです。
毒親だった母親の優しい部分を書きました。
ぜひ最後までご覧ください。
最初からお母さんとわたしのものがたりを読み進めたい方は下記からどうぞ。
うなものがたりは、毒親だったお母さんとわたしのリアルなお話しです。
うなものがたりは、こんな人におすすめ！
- 家族との関係性に悩んでいる
- 親が毒親
- 愛され願望が強い
- ノンフィクションが好き
数回に渡ってお母さんとわたしのものがたりを発信しています。
前回までのあらすじ
小中高と、学校でできないことがあって、周りと違うことをするのが本当に辛かった。
あなたのクラスメイトにも一人や二人いたんじゃないかな。
やりたくてもできない。
参加したくてもできない。
学校でできないいろいろを紹介しました。
今回の話の概要
将来の夢が合ったおかげで、わたしは頑張れた。
組織に染まらず、抜けることができました。
夢はなんでもいいから作るほうがいい。
ぜひメンバーシップ登録をして最後までお楽しみください。
子どもの頃の将来の夢
将来の夢は何ですか？
「ケーキ屋さん！！」
わたしの幼稚園の頃の夢だ。
甘いお菓子が大好きで、ケーキ屋さんになると毎日食べられると思っていた。
しかし、小さい頃の夢は変わっていく。現実を知っていき夢が変わっていく。
わたし自身、ケーキ屋さんの次はトリマー、その次はファッションデザイナーになる夢に変わった。
ファッションデザイナーには10歳の頃から割と本気でなりたかった。
「こんなドレスが来たい」
「こういう柄のシャツが着たい」
そう思いながら毎日何枚もデザイン画を描いていた。
友達と遊ぶのも楽しかったけど「こんな服が欲しい」と、絵を描いている時が何より１番好きだった。
10歳から20歳くらいまで描いていたからノートの数は10冊を優に越えた。
あのノートたちはまだ実家にあるだろうか...と、たまにふと思う。
お母さんとわたしの将来の夢
お母さんは、子どもたちが抱く将来の夢に対して前向きに考えてくれる人だった。
宗教上できないことは真っ向否定だったけど。
例えば、わたしの将来の夢「ファッションデザイナー」に関しては、絵を描くこと、服を作ることを与えてくれた。
でも、奇抜なスタイルの服や露出の多い服のデザインには注意が入った。
自由に描けなくてイライラすることも多かったけど「やらせてもらっている」の気持ちが強かった。
だから、小中学生の頃のわたしは反抗しなかった。
どうしてもしたいことがあるときは隠れてやってたけど、仕方ない。
子どもたちの夢
エホバの証人の子どもたちの中には、俗世に夢を持たない子どもが多かった。
あの組織の中でトップに行くことが夢の子どもたちもいた。
トップに立ったところで貧困な生活しか待っていない。
仲の良かったあの子たち。
今でも組織に属しているのだろうか。
将来の夢の話は、今思えばタブーなことだったかもしれない。
組織の中での夢はみんなが同じだったから。
「ハルマゲドンを生き残り将来訪れる楽園で永遠に生き続ける」
死なずに生きる、死んだ人たちは生き返り最愛の人と再開できる。
本気で信じてた。
だから、やりたいことは楽園でやりなさいだったよ。
やりたいことは楽園でやる？
なら今やるよね？
今の時代、情報はすぐ手に入る。
「ファッションデザイナーになる方法」
「ファッションデザイナー 年収」
とかね。
当時は調べる手段が雑誌や本の中で、欲しい情報がピンポイントで得られなかった。
だから、とりあえずそういう学校に行けばいいと思って高校は服飾が学べる学校へ進んだ。
家から遠かったけど、お母さんは応援してくれた。
高校時代は小学校中学校と比べ物にならないくらい楽しかった。
同じ夢を持った同級生に囲まれて毎日が刺激的だった。
朝1番に学校について授業までミシン室で作業して放課後も残ってミシンを踏んだ。
ほんとに楽しかった。
その頃から、エホバの集会に参加することを徐々に減らしていった。
いきなりだと、お母さんが発狂するのでね。
怒られたけど、もう気持ちは無かったから日曜日だけ「ただ参加するだけ」になった。
宣教奉仕も日曜日は出ていた。
心から日曜日が大嫌いだった。
全部平日になれば学校でミシンが踏める。
大好きな友達に会える。
幸せ。
そして、いろいろあって無事エホバの組織から抜け出せたのが高校3年生が終わるとき。
長かった。
「いろいろ」は、また次回。
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